サヨナラバス
予定時刻は6時 あとわずかで僕らは別々の道。
君は僕の少し後ろ、涙ぐんで下を向いて歩く。
やるせない思いだけで、石ころ蹴飛ばしてみても。
いつからなんだろう、互いに素直になれぬまま
大切に思うほど、大事なことが言えなくなって。
サヨナラバスはもうすぐ君を迎えにきて、僕の知ることのできない明日へ、君を連れ去っていく。
なんだか一気に寒くなって、体調を崩したちるです。
もうすぐGPSだね。
リーグも時期だね。
今年はNHK杯行かないです。全日本は行く予定。年末は全日本。全日本行かないと年は越せない。
真央さんのリチュアルダンス、好みすぎてぞわぞわしてまう。
真央さんの思うようなシーズンが過ごせますように。祈るだけ。願うだけ。
結弦くん大丈夫かなぁ。
私はどっちのプログラムも好きだけど、やっぱ後半の方が仕上がってくるのだろうなぁ。
行きたいなぁ、ヘルシンキ。
…行けないなぁ。
ぽつりぽつり、呟くようにこれまでを振り返る。無駄に、本当に無駄に記憶力のいい私は、全てを鮮明に振り返ることが出来た。
いつもは、私が勝手に思い出すだけ。その時のいろんな情景、自分の気持ち、自分の記憶の中だけのもの。
でも、貴方の口から、貴方の声で語られると、やはりこの人と同じ時間を過ごしていたことを実感させられるし、より、もっと鮮明になる。
あの時はこうだったね。
いつも蕎麦ばっかり食べていたね。
話しが合って、心地の良い存在だった。
貴方の口から語られる私は、なんだか私じゃないみたいに素敵な女の子だった。
私はきっとそんなのじゃない。もっと汚いのに。そんな部分も全部見せてきたのに。
それでも私のことをそんな風に言う。
…それでも、こんな風に突き放す。
私は初めから知っていたのかもしれない。貴方がとても狡いひとだと。でもそれでも欲しかった。どうしても、欲しかった。私、なにも持ってないから。どんなに手を伸ばしても、どんなに泣いて、もがいて、苦しんでも、手に入らない貴方を、何も持ってない私は欲しがった。
欲張りが過ぎた。
私に届くひとじゃなかった。
1年間でたくさん知ってしまった。
たくさん、知られてしまった。
それでも、サヨナラバスが迎えにくる。貴方を迎えに来る。
どうせ、何したって迎えに来るって分かっていたのに、知り過ぎたし、知られ過ぎた。
それもきっと、お互い望んでしまったこと。
もっともっと、深みにはまっていく。
ボロボロになる。
分かってた。全部、分かってたはずなのになぁ。
どこへ行っても思い出すよ。
そんなの、私も同じだよ。
でも、しょうがないじゃん。2人が望んだんだから。
人の心は弱い、脆い。
1人では生きていけない。
よく分かった。
よく分かった。
次は、私も言う。
まだこれ以上、人って傷つくことが出来るのかな?分からないけど。
言いたいことは全部言いたい。
言い残しの後悔はしたくない。
そんな感じでセカンドシーズンです。
強くなろう、強くなりたい。
全日本選手権のありがたさったらない。
サヨナラバスよ、どうか、来ないでくれないか?
…やっぱり君が好きなんだ!!