くるっとちゃきちゃき

一度だって交わることのないこの世界。

1年

思い出す。

終わらなければ、本当の終わりは来ないのかなと、考えても仕方がないことばかりを考えていた1年前を。

 

前に進めていないわけじゃないと思う。

それでも、それでも。

 

 

 

 

 

 

 

 

あの日もこんな風に晴れていた。寒かったけれど、空が青くて気持ちのいい日で。知らない土地を2人で歩いた、1年と半年の中で唯一、丸一日一緒にいれた日。

前の日にパン屋さんで買ったパンを朝食べて、市場で美味しいお寿司を食べて、美味しいパフェを食べて、少しお酒を飲んで、夜はジンギスカンを食べた。

こんなに鮮明なのに、もう1年も時が経ったんだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人生の幅だったり、選択肢だったり、どうしても狭いのは相変わらずだけど、その中でも生きやすくするために、私は今のような人間になったつもり。

 

 

愛想良く。人付き合いもそれなりに。相手には深く踏み込まず、こちらにも踏み込ませず。

辛い思いは趣味で解消して。

深く人に踏み込んでしまってろくな結末がないので、どんどん怖くなるのだけれど、それを悟られてはいけない。

自分のことを話すのは嫌。嫌。

 

基本的に信用なんてものはしていない。これは傷つきたくないという人が自然と行う自己防衛。一定数、否定してくる人がいるけど、人間全てを分かり合えるわけじゃないので、ここは仕方のない部分なんだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事も嫌だなぁ。

思っていることをの一部を伝えたけれど、これは私にはとても珍しい行動。

あんな思い抱えたまま仕事をするのは失礼にあたると思った精一杯の誠意。

思ってしまったことや感じてしまったことを、無理矢理別方向へ説得されたり、話しを深掘りされたり問い正されたり、そんなことをされたらもう本当にどうでも良くなるので全て言おうかな。貴方の気まぐれな選択で、人の気持ちぐちゃぐちゃにしたり何年間も無駄にされたような気持ちにさせたりされるのはもう勘弁です。

 

こんな立場に置かれてると、やたら俯瞰に長けてしまう。みんな愚か。

 

 

 

それでも、間違ってなかったなと思えることも。ちゃんとある。

私が次の道に進むのは、どうしても他者と比べるとハードルが高いのだけれど。それも、私の選択ということで。

 

人生うぇ〜〜い。

佐々木希のこどもに転生した〜〜い。