求めるもの
私にはもう、何もわからない。だからそういうものだと思って、傷つきながらも少しずつ前に進む。
でも、私のいる世界では、意図しなくても貴方の話を聞くことになる。その度に蘇るキラキラした思い出。私が知っている記憶、私だけの記憶。誰かから話される貴方の記憶は、嬉しいようで切なくて悲しい。
今は誰かを挟まないと、何ひとつ分からないんだなぁと、知ることはないんだなぁと、やっぱり思うのです。泣きそうになる。
世界中でひとりぼっちな気がしてしまう。
見放されてるような気がしてしまう。
絶対的に安らげる場所がなくて、それを解決するだけの色々な条件も足りない。
今の仕事が嫌とかではなく、働けるならもっと働きたいし、世界を広げたいし、沢山のことを知りたいし、こんな自分を変えたい。
動くだけで、変わろうとするだけで何かとつきまとうお金という存在。生まれた頃からずっとつきまとうひもじい問題。
八方塞がりから出られなくて、見出した隙間は瞬く間に埋められてしまう私の世界。
毎日毎日、凝りもせず貴方のかけらを探して生きている私。過去の幻影を追い求めて生きてる私。勿論当時も辛くて、沢山悩んで沢山泣いて辛い思いをしてきたけど、それでも美化される記憶。
もうすぐ一年が経つ。
どうしたらいいのかな。どうやって生きたらいいのかな。
しっかりしているように見えて、何も出来ない。人生難しすぎるよ。助けて、助けて。助けて。