リフレイン
タイムリミットを刻んでいた頃、"これ以上つらい思いをすることはないだろう"と思っていた私に、伝えたい。
その感情はずっと終わらないのよ、と。
色んな耐性がついたとは思う。良くも悪くも、人間、慣れるものだから。
それは私だけじゃなくて、彼もきっと同じ。
あれだけ嫌だと嘆いていた生活も、きっと慣れて。慣れるために、比較する思い出の記憶は自然に薄れていくものなんだろう。
こんな今が、未来が、欲しくて生きてきたわけじゃないのにな。
想像していたよりもずっと、今の私には、新たに愛する人を探さなきゃならないというのは難しい。
自然に待てばいいよと言われるかもしれないけれど。それを続けた結果、結婚出来てない人がたくさんいるという事実が、私はすごくすごく恐ろしい。失礼なんだけどね。
同じように努力を重ねてきたように見えるのに。
心から愛する人と生きたいという願いが、あまりにも遠すぎて、怖くて怖くて。
まだこれ以上、傷つかなくてはいけませんか?
色んなことを、気づいたら勝手に思い出している私がいる。貴方が覚えていないことまで、私の頭の中にはたくさんの思い出がある。
頭がポーッとして辛かったあの日、"1番大切な人と、別れることはしない"と言ったときの彼の表情と、声と、こびりついて離れない。
きっと、一生。
そんな言い方で、私の1番大切な人に拒絶されたという、紛れも無い事実。
心が割れる音が聞こえました。
何事にも理解のあるふりをして、大丈夫だよと頷いて。なるべく笑顔で、核心には触れず。私から求めることはしないで、彼の都合のいいタイミングだけを待って。
なりきれなくて、ごめんなさい。
最近はよく、怖い夢を見る。内容は様々だけど、目覚めてしまうほど怖い夢。
今日はぐっすり眠れますように。
こらえたー涙こーぼれーおちて
風につつまれてーいたー。
あの日の僕たちはー
素直になれなくてー。