読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

くるっとちゃきちゃき

一度だって交わることのないこの世界。

卒業

3月、卒業の季節。真冬の寒さから少しずつ解放され、柔らかい暖かさを感じられる日が徐々に増えるこの時期。学生にとっては卒業式のシーズン。それぞれの、新たな道へ進むための大切な時期。

 

 

 

 

 

私にとってこの春も、新たな道へ進むための卒業。これはきっと卒業。

貴方という時間からの卒業。

 

 

 

 

 

見える全部聞こえる全て、過ごした時間行きたい場所、全部全部、貴方に染められてしまった一年と半年。

こんなにも悲しいなんて、随分幸せだったんだな、私は。

 

 

 

 

 

そこまで来てる、その時。貴方からの返信を待てる一分一秒を、貴方に会えるまでの一分一秒をこうやって刻むことが出来るのも、もう、あと少し。この一年と半年は、そうやって時を刻んで来てしまったの。だからとっても怖い。

 

これから、どうやって生きていけばいいのだろう。

 

きっとバカみたいでアホみたいな、私の拙くて幼く、醜い思い。誰にも届かなくて、誰も答えをくれない。自業自得で、誰を責められる権利もない。自分で踏み出さないとならないことが、ただただ辛くて、しんどくて。

時間がかかるんだろう。時間が解決してくれるんだろう。それすらも寂しいと思ってしまう、自分の弱さが情けない。

 

こんなはずじゃなかったのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これからの人生の選択は、殆どを妥協することになるんだと思う。それほどまでに、好きだとか、遠い存在だとか、そんなことを言いたいんじゃない。

ただ、きっと忘れられないんだろうと思う。

 

だって、きっと他にないもの。こんな思いをすることなんて、一生ないもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全てが、あまりにも鮮明で、美しく、幸せで、でもやっぱり悲しい日々だった。

これは禁忌だから。幸せばかりを得られるはずがないことは、初めから分かっていたから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

好きだったなぁ。大好きだったなぁ。笑った顔が、何よりも。

好きだなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世の中には、二種類の人間がいる。 

愛していい人間と、愛してはいけない人間。 

私が愛したのは、後者の人。

愛してはいけないと言うのは、他の誰かを傷つけたり、自分自身を傷つけたりする可能性が高い人のことだと思う。

私は初めからそれを知っていた。だからこそこんなにも、こんなにも想い、悲しんだ。後悔はしていない。自分で決めたことだもの。だけど、だけどやはり幸せにはなれない。なれなかった。

 

ロミオとジュリエット効果、そうとも言うのだろう、結果的に。だが、愛してはいけない人を思うような人間から言わせて貰えば、そんな外野に何を言われようと、関係ない。

この想いに、何ら変わりはないもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

想像していたよりかは冷静な私。

春が来た。

冷たい風はまだ吹いているけれど、冬のそれとは違う、爽やかで心地良いもの。空っぽになった心に吹き込む風はやっぱりしみるけど、でも大丈夫。

 

貴方を想う感情で、今の私は成り立っている。だから、忘れられるまではどうか想わせて。最後のワガママです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春を音にしたような声で もう一度僕を僕の名前を 呼ばれたらなにも言えないから せめて泣かないようにしよう。

 

連れて行くよ君の思い出と この春を歌にして。

 

今日も澄み渡る青い空。

貴方もどうか幸せで!Be happy!!